ジンコソーラーはこのたび、日本の大手総合商社である丸紅株式会社に対し、ユーティリティ規模の液体冷却型大容量蓄電システム（BESS）「SunTera」を納入すると発表しました。本システムは、日本北九州におけるグリッドバッテリープロジェクトに導入される予定です。
このプロジェクトを通じて、丸紅は日本の電力網の安定化に貢献するとともに、グリッドバッテリーを活用して需給バランスを調整し、再生可能エネルギーの導入拡大を目指しています。これにより、持続可能な社会インフラの構築に貢献することが期待されています。
ジンコソーラーのSunTera蓄電システムは、最大10,000サイクルの長寿命を実現し、業界トップクラスの性能を誇ります。ジンコソーラーは安全性を最優先に考え、セル、モジュール、ラック、システム全体で多層的な保護を提供しています。さらに、原材料の選定、製造プロセスの厳格な管理、包括的なテストと検証を行い、バッテリーの品質を確保しています。例えば、液体冷却型エネルギー貯蔵ソリューションには、高い熱安定性を持つLFP（リン酸鉄リチウム）化学が採用されており、セルレベルからの安全性を強化しています。また、業界で最も低いDPPBレベルのセル欠陥率を達成しており、BNEFからもトップバンク保証のBESSメーカーとして評価されています。加えて、UL Solutionsからセル、モジュール、ユニット、設置レベルでUL 9540Aのテストレポートを取得しており、24時間監視とビッグデータを活用した早期警告システムによって、実際の運用における製品の安全性と信頼性を確保しています。
SunTeraのユーティリティ規模の液体冷却型蓄電システムは、バッテリー、消防システム、液体冷却ユニット、制御ユニット、配電システムなどを一体化した高度な統合システムです。
今回の丸紅とのBESS分野での初の協業は、日本における蓄電システムの普及を促進する重要な戦略的マイルストーンとなります。これにより、ジンコソーラーは国際的なデベロッパーの厳しい要件を満たす高品質な製品とサービスを提供できる能力を実証しました。
