ビスケーン湾のMuseum Parkに停泊する3600平方フィートの大型バージのMiami Science Bargeは、STEM(科学、技術、エンジニアリング、数学)教育と持続可能性イニシアチブに重点的に取り組む目的でつくられた。ここには、生きている生態系、海洋実験、再生可能なエネルギーを含む多数のトピックを見学者に教育するために、相互接続された3つの区域が設けられている。ジンコソーラーの高効率モジュラーは、このBargeに電源を供給し、Bargeを電力網から完全に切り離した形で機能できるようにする。Bargeには約75kWhの蓄電池が装備され、まる3日分のエネルギーを十分蓄積できる。年間1000ドル以上のコスト節約が可能で、この節約分はBargeのプログラムを経済的資力が限られた人々に無料提供することを実現するために使用される。
Sonnedix Group of Companies(まとめてSonnedix)のメンバーであるSonnedix USA Services Limitedは太陽光インバーターを提供し、エンジニアリングをサポートしたほか、ペンシルベニア州ピッツバーグに本拠を置くAquion Energyからのエネルギー蓄積装置の提供をコーディネートした。
Sonnedix Group of Companiesのディレクター兼最高経営責任者(CEO)であるアンドレアス・ムスタド氏は「このBargeのような限られた面積にでも、船上での活動に十分なスペースを残しながら、自立したプラットフォームを容易に実装可能であることについて、マイアミの若者の関心を喚起することは素晴らしいことである。われわれが企業の社会的責任イニシアチブに参加し、その一員になれることは大きな誇りであり、これこそが世界規模で支援するわれわれのコミットメントである」と語った。
Miami Science Bargeのディレクター、ナタリー・マンザノ氏は「Miami Science Bargeは持続可能性を体現したものであり、太陽光パネルはわれわれの独自性を表すためには不可欠な要素である。われわれはフロリダ南部の数カ所に展開する1つの施設であり、そこでは人々は太陽光エネルギーの稼働を見学し、Sunshine Stateのフロリダ州がこの素晴らしい再生可能資源を取り入れるリーダーとしてあるべき姿を学ぶことができる。Miami Science Bargeチームは、植物や動物を生存させるために信頼できる一定エネルギーを供給し、われわれが依存できる太陽光エネルギー・システムを提供してくれたジンコソーラー、Sonnedix、Aquion Energyに感謝する」と語った。
ジンコソーラー(米国)のゼネラルマネジャーであるナイジェル・コックロフト氏は「ジンコソーラーは、イノベーションが教育に出会うこの独自プロジェクトに参加できることを誇りに思う。より持続可能な未来を確保することは教育から始まる-このBargeはこのメッセージを具現化したものである。われわれは、環境保護の重要性を人々に指導するプロジェクトを推進し、同時にマイアミ市の持続可能な成長を促進するナタリー・モンザノ-スミス氏とそのチームを称賛する」と語った。