2022年5月9日、ジンコソーラーは、イスラエルのプロジェクト調達マネジメントグローバル企業であるGroupShopsと連携し、イスラエル国立図書館に真っ黒のBIPVモジュールを621枚提供することを公表した。そのプロジェクトの設置容量は約0.19MWで、屋根の設置面積は1016m2である。
イスラエル国立図書館はエルサレムに位置するので、気候が比較的に乾燥しており、防音断熱、耐久性、耐火性能といった建材への安全性要求が高く求められている。ジンコソーラーのBIPVモジュールは構成部材として、建物と一体化することができ、ポリビニルブチラール(PVB)膜、二層架橋ポリエチレン銅線を使用することにより、枠内の温度変化と、ケーブルの老化などの問題を解決でき、BIPVモジュールの保証期間を有効に延長させる。
BIPVのガラスは6mm+6mmと8mm+8mmというダブル強化ガラスを採用することにより、耐衝撃性、負荷荷重と耐腐食性が優れる。また、IEC火災試験の認定を取得し、安全性においては、基礎建材として用いられるほか、オーバーレイ技術により、防音断熱も実現できる。
それに、ジンコソーラーのBIPVモジュールは建物の設計特徴を十分に考慮し、モジュールのサイズは建物の設計によって調整できる。例えば、透光性を求める建物に対して光透過率を柔軟に調整できる。BIPVモジュールは7-60%の光透過率に基づき、500W-708Wの出力を提供できる。
また、ジンコソーラーは率先して、BIPVモジュールにN型太陽電池セルを使い、最大変換効率が20%に達し、異なる建物の光透過率に応じられるとともに、高い変換効率も兼ねる。
ジンコソーラー副社長の銭晶氏は「イスラエル国立図書館は建材一体型太陽光モジュール(BIPV)を使用することで、従来の建物の役割を確保した上、PVと建物を完璧に融合させます。今回のプロジェクトは、ジンコソーラーにとっても、BIPVモジュールの発展における重要な挑戦と実践です。」と述べた。